カラコンのサイズ別選び方
カラコンのサイズといえば、レンズの大きさだと考えるかたは多いでしょうが、それだけではありません。
メーカーの商品紹介ページやパッケージを確認するとわかりますが、カラコンにはいくつかの数値が表示されています。
それがDIAと着色直径、そしてBCの3種類です。
それぞれ、DIAはレンズそのもののサイズ、着色直径がレンズの内側に入っているカラーの大きさ、そしてBCはお椀状になっているレンズの丸みを表す数値となっていて、カラコンを選ぶ際にはこの3点の特徴を押さえておかなければなりません。
DIA、レンズ直径は黒目を覆う範囲に合わせて購入することが大切で、瞳の呼吸を妨げないように一回り大きい程度のものが望ましいとされています。
黒目の大きさ自体は、瞳の下に定規を当てて鏡を見るなど簡単に確認できますし、年齢性別による違いがほとんどありませんので、一度調べておけば自分に合ったものを探せます。
ただ、内側に着色されている着色直径が大きくなると、それに合わせてDIAも大きくなる点には注意してください。
着色直径は0.1mm単位でさまざまなサイズが売られていますが、展開が多いのが12.5mmから14.0mm程度のものです。
黒目の大きさとあまり変わらないサイズのものならナチュラルな仕上がりに、大きいものになると瞳をより印象的なものにすることができます。
最も見た目が美しく見える黄金比が、中央の黒目が2に対して両サイドの白目が1の割合とされていますので、黒目を盛りたい場合でもこの範囲内のサイズに収めるのがおすすめです。
装用感に影響するのはBCで、このサイズは眼科での検査でしか把握できません。
瞳が大きく丸みが緩やかなら大きなサイズのものを、瞳が小さければカーブもキツいものになりますが、カラコンを選ぶ際には自身のサイズからプラスマイナス0.2mmまでのレンズから選ぶようにしましょう。
カラコンは試着できません。
初めて購入するものは少ない枚数から試してみて、見た目に問題はないか、快適に装用できるかまずは確認してみることをおすすめします。